小回りが効く地域の足として期待 鶴岡市温海地区で乗り合いタクシー本格運行
山形県鶴岡市の温海地区で廃止された路線バスに代わり、地域住民の足となる乗り合いタクシーの本格運行が始まりました。
鶴岡市の温海地区で本格運行が始まった乗り合いタクシー「湯ったり号」です。
住民のおよそ半数が65歳以上の温海地区では2020年9月末まで路線バスが5つのルートで走っていました。しかし、利用者の減少により、3つのルートの路線バスが廃止され、市は地元のタクシー業者の協力を得て3年前に乗り合いタクシーの試験運行を始めました。
その後、利用者の希望や鉄道と路線バスの乗り継ぎなどを考慮してルートを見直し、住宅地やスーパー、病院などを経由する3つのルートが決まりました。本格運行は2日始まり、1日6便から7便が走っています。乗り合いタクシーは路線バスよりも小型なため、乗り降りする場所を増やしているということです。
地域住民】「助かっています。ひとり暮らしの人もいっぱいいるので喜んでいる。」
タクシーには最大9人まで乗ることができ、運賃は区間に応じて200円と400円があります。小回りが効く地域の足として期待されています。