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焼失面積50ヘクタール近くに 山形・南陽の大規模山火事は鎮火に至らず

2024年5月5日 20:01
焼失面積50ヘクタール近くに 山形・南陽の大規模山火事は鎮火に至らず

南陽市で4日午後に発生した大規模な山火事は、5日も消火活動が続いていますが、鎮火には至っておらす、焼失面積は50ヘクタール近くにまで拡大しています。

中川悠アナウンサー「発生から20時間が経ちましたが煙の勢いは止まりません。今もヘリが複数台で消火活動が続けられています。広範囲にわたって山肌が茶色く焦げているのが確認できます」

この火事は4日午後1時前、南陽市宮内の山から火が出て、一帯の山林などが燃え続けているものです。消防などによりますと、5日正午時点で焼失面積は、およそ49ヘクタールに拡大しています。この火事で、現場にいた70代の男性が両足にやけどをし、これまでに山頂付近にある山小屋とトイレが全焼しています。

5日朝は5時すぎから消火活動が再開されました。南陽市によりますと、現場付近の民家の住民2人が、親戚の家に自主避難したということです。

現場付近の住民2人「すごい 煙が少しでも早く鎮火してほしい」「風向きで炎が回らなければいいと思っていたが朝見て落ち着いた感じなので安心はした」

5日の消火活動には、山形、宮城、福島の各県の防災ヘリと自衛隊ヘリの合わせて6機が出動しましたが、現時点で鎮火には至っていません。