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「飛躍の一年を」 米沢市の伝統工芸・笹野一刀彫による「たつ」の置物作り最盛期

2023年12月12日 16:50
「飛躍の一年を」 米沢市の伝統工芸・笹野一刀彫による「たつ」の置物作り最盛期

山形県米沢市ではいま、伝統工芸・笹野一刀彫による来年の干支「たつ」の置物作りが最盛期を迎えています。

こちらが笹野一刀彫で作った来年の干支「たつ」の置物です。新しい年が飛躍する一年になるように昇り龍をイメージしたデザインとなっています。
米沢市郊外の笹野地区では毎年この時期、伝統の技・笹野一刀彫によって干支の置物が盛んに制作されるのが師走の風物詩となっています。
笹野一刀彫の職人は現在、地区全域で合わせておよそ20人ー。その一人、小山泰弘さんはこの日も「サルキリ」と呼ばれる専用の刃物を使ってコシアブラの木から龍の姿を削り出していました。
近年は、SNSなどで徐々に知名度が上がり、県外からの注文が増えているということで、多い時は1日に30個ほどを仕上げています。

笹野一刀彫職人小山泰弘さん「正面ではなく横を向かせて飾って見ていただく中でたつ年の一年を飛躍していけるように願いながら見ていただければ」

小山さんの干支の置物作りは、1月中旬まで続き、米沢市の笹野民芸館で販売されています。