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記録的大雨で故障の酒田の排水機場、2026年度に本格復旧の見通し

2024年10月7日 12:53
記録的大雨で故障の酒田の排水機場、2026年度に本格復旧の見通し

7月の記録的大雨で川の水が溢れて水没し、使用できなくなった酒田市の竹田排水機場について、2回目の住民説明会が現地で開かれました。国土交通省は2026年度に本格復旧する見通しを示しました。

酒田市竹田地区にある国土交通省の竹田排水機場は、7月の記録的大雨で最上川に流し切れなくなった支流の水が溢れて施設が水没し、
2か月以上経った今も使用できない状態です。
5日に開かれた2回目の住民説明会には30人余りが参加し、酒田河川国道事務所の担当者がポンプの稼働状況に関するデータなどを
初めて住民に提示しました。ポンプは停電のためおよそ40分間、一時的に停止した時間帯を除き稼働していたものの、
施設自体が水没したため、結局は停止したということです。
現在は故障した排水機場の代わりにポンプ車を使って排水作業を行う態勢を維持していますが、
住民からは、施設の機能強化と早期復旧を求める声が上がりました。

【ON】被災住民
「あの時(先日の大雨)も家は床下まで(水が)入った。それでまたショック受けて一晩寝られなかった。
(排水機場の)機械を新しくしないで使うということがすごく私も腑に落ちない。」

国土交通省は、竹田排水機場のポンプを修理して今年中に仮復旧し、2026年度内に本格復旧を目指す方針です。
また、対策の強化に向け今月中にも国・県・酒田市などによる協議を始める予定です。

最終更新日:2024年10月7日 12:53