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区間運休続くJR米坂線 JRと自治体が事務レベルで復旧検討会議 早期復旧要望

2023年12月5日 18:33
区間運休続くJR米坂線 JRと自治体が事務レベルで復旧検討会議 早期復旧要望

去年8月の豪雨被害で、一部区間の運休が続き復旧のめどがたっていないJR米坂線について、JR東日本新潟支社は5日、自治体との協議を続けながら復旧方法を検討していく考えを示しました。

JR米坂線は去年8月の豪雨で、橋が崩落するなどの被害が発生し、長井市の今泉駅と新潟県の坂町駅の間で、今も区間運休が続き、バスによる代行運転が行われています。
JR東日本新潟支社は5日、11月30日に関係する自治体を含めた事務レベルでの復旧検討会議を開催したことを明らかにしました。
会議はJRの呼びかけで開いたもので、JRによりますと、自治体側からは鉄道の利用促進を図る方針が示されたほか、改めて早期復旧を求める要望が挙がったということです。JR側からは、代行バスの利用者数などについて自治体側に説明したということです。
それによりますと、ことし4月から9月までの代行バスの利用者数は、1日当たりの平均で上下それぞれ113人で列車が運行していた当時に比べて減少しているほか、運行費用が収入を大きく上回っている状況だということです。
JRは今後の方針として利用者数の減少や費用負担の課題をどのように解決していくのか自治体との協議を踏まえて復旧方法を検討していきたいとし、改めて、前提を置かない協議を自治体と進めていくとしました。