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山形県産一等米比率 大幅減少 「ここまで低い数字は記憶にない」  

2023年11月1日 14:26
山形県産一等米比率 大幅減少 「ここまで低い数字は記憶にない」  

県内でことし秋に獲れたコメの「1等米」の比率が9月末現在で54.7%と去年の同じ時期から40ポイント以上の大幅な減少となったことがわかりました。記録的な猛暑の影響とみられています。

東北農政局が発表した県内でことし秋に収穫されたコメの「1等米比率」は、9月末現在で54・7パーセントとなりました。同じ時期の1等米比率としては、記録の残る2019年以降最も低くなりました。

96・4パーセントだった去年の同じ時期と比べると41・7ポイントの大幅な落ち込みで、全国平均と比べても4・9ポイント下回っています。Q・主要な銘柄別にみた1等米の比率は、「雪若丸」が91・1パーセント、「つや姫」が63・0パーセント、「ひとめぼれ」が54・2パーセント、「はえぬき」が43・2パーセントなどとなっています。

東北農政局山形県拠点では「ここまで低い数字は記憶にない。7月以降の例年にない高温と少雨の影響で、全国的に見ても日本海側の地域で比率の落ち込みが激しい。暑さに耐える新品種の開発などに取り組む必要が出てくるだろう」と話しています。

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