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警察の通信設備の維持管理 高所での作業の転落事故を防ぐ研修会開催 東北管区警察局

2023年12月1日 17:28
警察の通信設備の維持管理 高所での作業の転落事故を防ぐ研修会開催 東北管区警察局

山形県警察の通信設備の維持管理に当たっている職員が鉄塔など高い場所で作業する際の転落事故を防ごうと1日、事故の危険性を疑似体験し安全な作業を学ぶ研修会が開かれました。

この研修会は、普段、県警察の通信設備の維持管理作業に当たっている東北管区警察局県情報通信部が開いたものです。
ことし9月、千葉県の警察施設で台風の被害状況を点検していた職員が誤って5メートル下に転落し死亡しました。この事故では、転落防止のための安全器具の着用が不十分だったことを受け、いま、全国の警察で安全対策の再確認が行われています。
研修会には、日ごろから通信設備などの点検で鉄塔に上り、地上40メートルほどの高さの場所で作業している職員ら14人が参加しました。天童市の東北電力ネットワークの施設で、転落事故を疑似体験する訓練や転落を防ぐための器具を使った安全な電柱の上り下りを実践し学びました。

東北管区警察局・県情報通信部今野愛香技官「墜落訓練で感じたことだが一瞬で視界が変わってしまってパニックになってしまう。低い位置からの転落でもそういう印象だったので、自分の目で器具を見てしっかり安全を確かめながら作業を行うことが大切だと思った」

東北管区警察局県情報通信部では、これまで作業中の転落事故は起きたことがないということですが、今後も研修会を開き、安全対策を強化していきたいとしています。