結婚式を挙げられなかった夫婦にプレゼントする「夢婚」 新庄市の夫婦「みんないい思い出に」
さまざまな事情で結婚式を挙げられなかった夫婦に式をプレゼントする「夢婚」が山形県新庄市で行われました。一組の夫婦と長女が親子で初めての結婚式に臨みました。
「新郎・ゆあちゃんの入場です」
新郎は新庄市在住の豊岡廣大さん29歳、抱いているのは長女のゆあちゃん、1歳です。
「お母さまから愛情込めてベールダウンしていただきました」
新婦は柚衣さん25歳です。
2人は、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が解除されて間もなくの、おととし5月に入籍しました。しかし、妻の柚衣さんの妊娠と出産などで結婚式を挙げられずにいました。
結婚宣言「私たちは夫婦としての約束を交わします」
そうした中、さまざまな事情で結婚式を挙げられなかった夫婦に結婚式をプレゼントする山形ウェディング協議会主催の「夢婚」の存在を市報で知りました。応募したところ見事当選し念願の式を挙げることができました。
豊岡廣大さん「皆様のおかげで素敵な式を挙げることができた。天候にも恵まれてとても良い式になった」
豊岡柚衣さん「スタッフの方々にたくさんお手伝いしてもらい家族の前で改めて感謝の気持ちを伝えられて良かった」
2人が選んだ式場は「新庄エコロジーガーデン」。豊岡さん一家がよく遊びに来る大好きな場所です。
豊岡柚衣さん「子どもが生まれてからよく遊びに来るようになって、すごく菜の花畑がきれいでここで挙げたいなと思った。念願の場所で式を挙げられて本当に良かった。」
この「夢婚」はことしで8回目で今回48組の応募があったというこです。
豊岡廣大さん「普通の結婚式と違って自分たちの思い出の地で結婚式を挙げることができて私も妻も幸せな気持ち」
豊岡柚衣さん「私たちだけでなくて家族もみんないい思い出ができた」
山形ウェディング協議会 早坂和男会長「なんとか天候にも恵まれてご両家・ご両親様も笑顔だった。それも僕らのウェディングの醍醐味。大成功だった。」
協議会は今後も結婚式の良さを伝えるためにこの夢婚の活動を続けていくということです。