異例の早さで 山形県内インフルエンザ流行期に入る 県は感染拡大防止へ対策を呼びかける
県内でインフルエンザの患者数が増加し、例年にない異例の早さで「流行期」に入りました。県は感染拡大防止に向けて手洗い・換気などの基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。
県衛生研究所によりますと、県内に43ある定点医療機関で9月24日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数はあわせて60人で、前の週に比べて2倍近くに増加しました。1医療機関当たりの平均の報告数は1.4人で、流行開始の目安とされる「1人」を上回り、県内はインフルエンザの流行期に入りました。保健所別では、「置賜」の報告数が30人で県内全体の半数を占めています。一方、年齢別では10歳未満が38人で、6割余りに上っています。昨シーズン、県内でインフルエンザの流行期に入ったのはことし1月で、今シーズンは大幅に早まりました。県衛生研究所によりますと、9月にインフルエンザの流行期に入るのは、新型インフルエンザの流行を除くと過去に例がない異例の早さだということです。県は感染拡大を防ぐため換気や・手洗い・手や指の消毒など基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。