大規模山火事相次ぐ…防止へ啓発パトロールの出発式「森林の中で火を使わないで」 山形県
山形県内で大規模な山火事が相次いでいることを受け、10日朝、山火事防止を目的とした啓発パトロールの出発式が行われました。
県内では4月から5月にかけて、大規模な山火事が相次いで発生していて、このうち5月4日に南陽市宮内で発生した山火事は、焼失面積がおよそ137ヘクタールに及び、鎮火には至っていません。
こうした状況を受け、県ははじめて山火事の「特別警戒期間」を設定し、今月31日まで警戒にあたります。
10日朝、県村山総合支庁で、森林整備にあたる職員らによる予防啓発パトロールの出発式が行われました。
「山火事啓発活動、出発!」
職員は今後、業務で移動する際は注意を呼びかける音声を流しながら巡回にあたります。
山形県村山総合支庁森林整備課・小畑義一課長「森林そのものが憩いの場であり、山菜採りやレクリエーションの場所で、県にとって貴重な存在。くれぐれも森林の中で火を使わないようにしていただきたい。万が一使うようなことがあった場合、確実に消火をしていただきたい」
県は今後、村山以外の地域でもパトロールを実施します。