×

居住実態がないと落選議員が当選無効訴え 当選した新人は選管に確認と主張 中山町議選巡り

2023年9月26日 17:53
居住実態がないと落選議員が当選無効訴え 当選した新人は選管に確認と主張 中山町議選巡り

9月17日に行われた山形県中山町の町議会議員選挙で、落選した立候補者が当選した新人議員の当選無効を町の選挙管理委委員会に申し出て、受理されました。当選した新人議員は町内に住んでいないので立候補できないとしています。

異議を申し出たのは町議選に共産党から立候補して落選した木村幸広さんです。申し出の中で木村さんは「町議選に当選した無所属新人の田宮昌幸さんは寒河江市内に自宅があり、そこで地区会長を務めていて、町内に居住実態がないため当選は無効だ」と訴えています。
公職選挙法で町議選に立候補するには、3か月以上、町内に住所を有する必要があると規定されています。田宮さんはYBCの取材に対し「6月5日に住民票を移していて生活拠点は中山町にある。また、選挙前に自身に被選挙権があることを町の選挙管理委員会に確認した」と話しています。町の選挙管理委員会は異議の申し出を受理し、10月23日までに結論を出します。町議選には定数10に対し11人が立候補していました。