地銀3行が業務提携 5年間で計200億円の収益効果目指す 山梨中央、静岡、八十二

山梨中央銀行と静岡銀行の業務提携に長野県を地盤とする八十二銀行が参画することになり、3つの地方銀行による新たな業務提携が締結されました。
3行は27日、東京都内で共同記者会見を開き、包括業務提携を結んだと発表しました。
山梨中央銀行と静岡銀行は2020年10月に包括的な業務提携を結んでいましたが、長野県でトップシェアの八十二銀行が新たに加わった形です。
会見には3行の頭取が出席し、「それぞれの地域で人口減少など共通の課題を抱える中、各銀行のパイプを生かして首都圏やアジア諸国からの投資を呼び込み、関係人口を増やしたい」と強調しました。
今回の業務提携により、3行は5年で累計200億円の収益効果を目指すということです。
山梨中央銀行 古屋賀章 頭取
「静岡・山梨アライアンスを通じて(静岡銀行とは)順調に協業を進めてきた。志を同じくする八十二銀行と一緒に3県の社会課題解決に向け協力していく」
全国的には地方銀行の再編が進んでいますが、3行は独立経営を目指すとし、経営統合は行わないとしています。