競泳・鈴木聡美さん「とりあえずやってみる」大切さ語る “あきらめない気持ち”テーマに講演 山梨
日本競泳史上最年長でパリ五輪に出場し、入賞を果たした鈴木聡美さんが31日、母校の山梨学院大で講演し、「とりあえずやってみる」ことの大切さを語りました。
ロンドン五輪で3つのメダルを獲得後、東京五輪出場を逃すなど結果が出ない苦しい時期もあった鈴木さんですが、今夏のパリ五輪に日本競泳史上最年長の33歳で出場。200メートル平泳ぎやメドレーリレーで入賞を果たしました。
31日は甲府市の山梨学院大を訪れ、山梨学院小の保護者約100人を前に「あきらめない気持ち」をテーマに講演しました。この中で鈴木さんは「なかなか結果が出せない時も周囲の前向きな言葉が支えてくれた」と話し、「とりあえずやってみる」ことの大切さを呼びかけました。
鈴木聡美さん
「悩むことがあってうまくいかないと思っても、『もしかしたらできるかもしれないから、とりあえずやってみよう!』と思ってやっている。夢を持っている子も、しっかり夢を追いかけてほしい」
参加者は
「普段できることしか本番ではできないから、本番でも緊張しないで普段通りにしているというところが衝撃だった」「とりあえずやってみようと、まず親自身がそうして子どもと一緒にがんばりたい」
鈴木さんは「環境と心と体が続く限りは選手として挑戦したい」と現役続行を宣言しています。