静岡新知事がJR東海トップと初会談 ボーリング調査は“容認”の意向 リニア推進に理解示す
リニア中央新幹線をめぐり、静岡県の鈴木康友新知事が5日、JR東海の丹羽俊介社長と初めて会談しました。
鈴木知事は山梨県側からのボーリング調査について、事実上容認する考えです。
リニア中央新幹線を巡っては、環境への影響を理由に川勝平太前知事が静岡工区の着工を認めず、JR東海は目標としていた2027年の開業を断念しています。
5日は鈴木新知事が就任後、JR東海の丹羽社長が初めて静岡県庁を訪れました。
会談では丹羽社長が「環境保全に最大限努め、真摯に取り組んでいく」と述べた一方、鈴木知事はリニアの推進に理解を示した上で「水資源と生態系保全の両立の方向性は堅持していく」と伝えました。
また、鈴木知事は山梨県側から工事が進むボーリング調査については、容認する考えを示しました。
静岡県 鈴木康友 新知事
「緊密にコミュニケーションを取っていくという話があったので、必要に応じてトップが会っていくことを積極的に行っていきたい」
一方、長崎知事は7日、鈴木新知事と都内で会う予定で、ボーリング調査を一緒に視察するよう提案するとしています。