こま犬ならぬ「こま猫」お目見え 3匹の親子をデザイン 山梨の神社に登場のワケは?
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2月22日の「猫の日」にちなみ、山梨市の神社に「こま犬」ならぬ「こま猫」がお目見えしました。頭をなでると、ご利益が期待できるそうです。
「こま猫」がお目見えしたのは、山梨市南の差出磯大嶽山神社の境内にある「甲斐蚕影山神社」です。
荒木キャスター
「この3匹は家族でお母さん、子ども、お父さんなんですが…お父さんネコが大切そうに持っているモノ。実はこれ、『まゆ』なんです」
かつて地域で養蚕が盛んだったころ、各家庭では「蚕」を天敵のネズミから守ってくれる存在として、猫が大切にされました。
そこで、養蚕の神をまつっているこちらの神社では「こま犬」ならぬ「こま猫」を建立することに。なでるとご利益があるといい、「なで狛猫」と名付けました。
デザインを手がけたのは漫画家の湯浅みきさん。仲睦まじい家族の雰囲気を表現するため、左右一対ではなく3匹が寄り添う姿にしたのがこだわりだそうです。
松田公仁宮司
「神様からのご利益をいただくとともに、幸せな気持になってほしい」
神社では猫がデザインされた切り絵の御朱印やお守りも用意しています。「猫の日」の22日には午前10時から、「こま猫」建立の神事が行われます。