収穫量が1.4倍!キュウリの「つるおろし栽培」とは?県の研究員が成果発表 山梨
特別な技術を使わず、収穫量を1.4倍に増やせるキュウリの栽培方法が明らかとなりました。その名も「つるおろし栽培」、いったいどんな栽培方法なんでしょうか?
20日は県総合農業技術センターの研究員による研究成果の発表会が開かれました。この中で、県内でも生産量が減少傾向にあるキュウリについての研究結果が発表されました。
今回、示された「つるおろし栽培」はキュウリのつるを2本に絞り、一定の高さから下に伸びるように誘導する栽培方法です。
つるが多いと日当たりや通気性に応じて複雑な判断が必要ですが、「つるおろし」だと間引く葉っぱなどを固定でき、手入れがしやすくマニュアル化も容易です。
また、長期にわたり収穫が可能で、収穫量もおよそ1・4倍に増加。肥料や品種次第ではさらなる収穫量アップも期待できるといいます。
発表した研究員
「令和7年度からはさらなる治験を実施して、現地に近い状態で増収技術の応用試験を行っていく」
このほか、近年、温暖化の影響を受けているコメに関し、高温に強い品種の稲「にじのきらめき」の品質や収量アップに向けた研究成果も披露されました。