警察署から逃走 11年 強盗傷害事件の宮内雄大容疑者 情報提供を呼び掛け 山梨県警

　11月の指名手配捜査強化月間に合わせて県警は1日、JR甲府駅前でキャンペーンを行い、11年前の強盗傷害事件で逮捕後、警察署から逃走した宮内雄大容疑者（49）についての情報提供を呼びかけました。

　長野県出身の宮内容疑者は2013年2月23日、山梨市の住宅に侵入して現金を盗んだ上、住人1人にけがをさせたとして強盗傷害の疑いで全国に指名手配されています。宮内容疑者は逮捕後、移送先の日下部警察署から逃走。翌24日夜に長野県駒ヶ根市のコンビニの防犯カメラに買い物をする姿が映っていたのを最後に、詳しい足取りは分かっていません。

　11月の指名手配捜査月間に合わせ、1日朝は県警の捜査員がJR甲府駅の利用者らに宮内容疑者の顔写真入りのティッシュを配り、情報提供を呼びかけました。

　県警によりますと、宮内容疑者に関する情報は今年は10月までに55件、これまでに計537件が寄せられていますが、逮捕に結びつく有力な情報はないということです。県警捜査一課は「ささいな情報でもかまわないので、協力をお願いしたい」としています。