構成資産の神社から反対意見「信仰の阻害に」 県が進める富士山登山鉄道構想 山梨県
山梨県が進める富士山登山鉄道構想について、富士山世界文化遺産協議会作業部会が4日、富士吉田市で開かれました。
会議では、県が富士山登山鉄道構想の進歩状況について説明しましたが、富士山吉田口登山道に神社を構える北口本宮冨士浅間神社や静岡側の神社などから、富士山に対する信仰を阻害しかねないとして、構想に反対する意見が相次ぎました。
また神社側は、吉田口の麓から5合目までの道に廃墟のままになっている神社や茶屋が多く残っていることから「構想を進める前に登山道の整備が優先だ」とも指摘しました。
これに対し、県は「慎重に判断を進めていく」としています。