【同僚女性遺棄】死因は窒息死 逮捕の男 女性の車運転し移動 発覚遅らせる工作か 山梨県
同僚女性の遺体を河川敷に遺棄したとして甲府市の団体職員の男が逮捕された事件で、女性の死因は窒息死だったことが3日、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは甲府市に住む県農業信用基金協会職員、小棹将太容疑者(35)で、4月30日ごろ、同じ職場で働く女性(40)の遺体を身延町の河川敷に遺棄した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと司法解剖の結果、女性の死因は窒息死だったことが分かりました。
一方、前後の足取りも徐々に分かってきました。
4月30日、小棹容疑者はいったん職場を離れた後、午後7時~8時ごろ再び職場に戻り、仕事を終えた女性を待ち伏せする様子が職場の防犯カメラに記録されていることが 捜査関係者への取材で分かっています。
また、午後9時ごろ、小棹容疑者が職場付近のコンビニエンストアに被害者のものとみられる車を運転して現れ、駐車場に車を止めて職場の方向へ1人で歩いている姿が確認されています。
車は行方不明の届け出があった女性の足取りを追う捜査員が車を見つける翌日まで放置されていて、警察は小棹容疑者が事件の発覚を遅らせようとした可能性もあるとみて調べています。
その後、小棹容疑者は自身が所属していた南アルプス青年会議所に立ち寄っているといい、捜査関係者によりますと、ここから遺体を包んでいた寝袋を持ち出し、遺棄現場に向かったとみられるということです。
警察は3日、小棹容疑者を送検し、殺人容疑での立件も視野に捜査を進めています。