「花火は一瞬のロマン」仕込み作業が最盛期 コロナ禍乗り越え職人に笑顔 山梨県
夏の花火シーズンに向け、笛吹市の花火専門店で11日、打ち上げ花火の仕込み作業が最盛期を迎えています。
真夏の夜空を彩る花火づくりに精を出すのが、笛吹市春日居町の山内煙火店です。
山内煙火店 山内浩行さん
「これが10号玉です。高さが300メートル上がって、直径で300メートル開く」
山内煙火店は江戸時代から続く花火職人の一家。
4代目の山内浩行さんと息子で5代目の祐一さんを中心に打ち上げ花火づくりを進めていて、今まさに作業は最盛期を迎えています。
(Qこの2尺玉ができるまでどのくらいかかりますか?)
4代目 浩行さん
「祐一くんの場合だと、ちょっと遅いから3カ月。ちょっと熟練してくると2カ月くらい」
5代目 祐一さん
「ふざけんなよ、それは無理だね (笑)」
山内煙火店 山内祐一さん
「花火大会自体も無事に行われるように今のうちにしっかりと準備していこうと思う」
コロナ禍には夏祭りが軒並み中止となりましたが、今年は夏祭りも花火の規模もコロナ禍前に戻る見込みで、作業する職人たちも今から嬉しさを隠しきれない様子でした。
山内煙火店 山内浩行さん
「夜空に描く夢、一瞬のロマンですね花火って。われわれの花火はどーんと上がった瞬間歓声があるじゃないですか。歓声がわーって来るとうけているなとか花火屋やっていてよかったなと思います」