富士山鉄道構想 地元説明会始まる 知事自らが住民に説明 山梨県
21日の山中湖村で初回の説明会には定員を上回る約170人の村民が参加し、長崎知事自ら構想について説明しました。
長崎知事は富士山の来訪者管理や環境への負荷において鉄道は電気バスよりも優れているなどと県が作成したイメージ図を用いながら構想の意義を強調。また、山中湖村を含め富士北麓の市街地でも走らせる可能性を示し村民からは賛同する意見が相次ぎました。
山梨放送が富士山の麓の北麓6市町村の首長に富士山登山鉄道構想についてアンケート調査を行ったところ、5つの町と村が構想に「賛成」としました。
一方で、唯一「反対」としたのは富士吉田市。堀内茂市長は「鉄道建設で富士山の自然破壊が進む」としました。
その富士吉田市では23日に地元説明会が開かれ、堀内市長も参加する予定で長崎知事が直接説明することになります。
長崎知事は「富士山の現状を改善するという価値観は共有しているはず」と議論を進めていく考えを示しました。