桜と桃と菜の花 色鮮やかな“三重奏”が見ごろ 笛吹・慈眼寺 山梨県
笛吹市にある寺の境内で9日、桜と桃と菜の花が見ごろを迎え、色鮮やかな“三重奏”が訪れる人を楽しませています。
笛吹市一宮町にある「慈眼寺」です。
荒木キャスター
「桜に、桃に、菜の花…ピンクと黄色が織りなす、まさに桃源郷が広がっています」
江戸時代初期に建てられた本堂をはじめ、国指定の重要文化財が立ち並ぶ境内では、桜と桃、そして菜の花が見ごろを迎えています。
このうち、菜の花は花好きな住職が旅先で見た桜と菜の花が共演する景色に感動したのをきっかけに、10年ほど前から植え始めたということです。
少しずつ数を増やし、今では境内いっぱいに目にも鮮やかな黄色い花が咲き誇るようになりました。
一方、境内にたたずむ6本のソメイヨシノ。
近所の人や檀家からもらった苗木を植樹したもので、最も古いものは樹齢約70年だといいます。
毎年、美しい花を咲かせ、訪れる人を楽しませています。
宮城栄僖 住職
「県外からも毎年ファンの方がいて、大勢の方が来てくれて大変うれしい。(景色を見て)楽しくて心が落ち着いて、ウキウキするようないい気分になってもらえたらありがたい。このまま何年も続けてみなさんに喜んでもらえたらありがたい」
桜と桃、菜の花の共演が楽しめる慈眼寺の春の風景は、あと3~4日ほど楽しめそうだということです。