南アルプス市の工場から六価クロム流出 県職員が立ち入り検査
南アルプス市の工場の排水から発がん性物質の六価クロムが検出された問題で、県は8日、立ち入り検査を行い、工場周辺の土壌を調べました。
この問題は南アルプス市の自動車部品工場日立Astemo第一工場の排水から、発がん性物質の六価クロムが検出されたものです。
県は8日、立ち入り検査を行い関係者から事情を聞いたほか、職員が工場周辺の土を採取しました。
県によりますと、工場では1月から2月の間に排ガスを処理する機械に異常が確認されましたが、そのまま稼働していたため、六価クロムを含んだ蒸気が雨水とともに流出したということです。
県は採取した土を持ち帰って分析し、検査結果が出次第、公表するとしています。
最終更新日:2025年3月8日 19:28