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【特集】「山梨のファンのために」山梨FW率いる五島裕二監督 独立リーグ参入へ決意語る

2025年1月15日 10:46
【特集】「山梨のファンのために」山梨FW率いる五島裕二監督 独立リーグ参入へ決意語る

 今年、プロ野球独立リーグに参入する山梨ファイアーウィンズ。指揮を執るのは甲府市出身でプロ野球元オリックスの五島裕二監督です。待望の県民球団を率いる指揮官に思いを聞きました。

山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督
「やっぱり山梨に戻ってきて、こうやって野球に携われることがとてもうれしく思う」

 甲府市出身の五島監督は現在48歳。

 山梨学院高校を卒業後、ドラフト3位でオリックスに入団し11年プレーしました。

 現役引退後は県外の大学野球部でコーチを務めていましたが、地元に誕生した山梨ファイアーウィンズから打診を受けて初の監督業への挑戦を決断しました。

山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督
「今まではヘッドコーチまでだったが、(監督は)勝敗の責任をとるということで身が引き締まる思いでいる」

 プロリーグ初参入のチームを率いるからこそ、五島監督には大切にしたいことがあります。

山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督
「とにかく私たちは貪欲に勝ちにいきたいと思いますし、山梨のファンのために一生懸命やっていきたい。守備をしっかり。打撃というものは水物で打つ日、打たない日があると思うので、しっかり守れる基本に忠実なプレーをしていきたい」

 「県民球団」として発足した山梨ファイアーウィンズ。多くの県民に愛され応援されるチームになるため、最後まで諦めない姿勢を何より大事にしたいと言います。

山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督
「山梨県民のファンを増やすためには飽きさせない野球を続けるということで、最後に逆転とかサヨナラとかで(勝つ)という試合をつくって『山梨ファイアーウィンズいいな、応援したいな』と一人でも多く思っていただけると本当にうれしい」

 NPB球団からのドラフト指名を夢見る若者の受け皿としての性格も持つ独立リーグ。五島監督は選手の夢の後押しが県内野球の裾野を広げると期待を寄せています。

山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督
「今年契約する選手たちは早く今年のドラフト会議に指名されるように指導しますし、また(ファイアーウィンズの)ジュニアチームの子もいるので、その様子を見て憧れて野球をやりたい子が増えてくれればいいなと思う」

 4月のリーグ戦開幕まであと3カ月。五島監督は県民に力強いサポートを求めました。


山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督
「負けるよりも勝つ試合を見たほうが楽しいと思うので、私が責任をもって試合をまとめていきたいと。県民のみなさまには球場に足を運んでいただいて大きな声で応援してもらいたい」

 五島監督にとってもチームにとっても新たな一歩を踏み出す挑戦の1年。チームは3月に県内でキャンプを行い、4月から約半年間にわたってリーグ戦を戦います。

最終更新日:2025年1月15日 10:46
山梨放送