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【独自解説】「チャールズ国王を鼻であしらった」ヘンリー王子が戴冠式の不満をリベンジ!?メーガン妃とは「クリスマス」を巡って衝突中!?そんな夫妻が恐れる『キャサリン妃の叔父の暴露本』

2023年11月15日 17:00
【独自解説】「チャールズ国王を鼻であしらった」ヘンリー王子が戴冠式の不満をリベンジ!?メーガン妃とは「クリスマス」を巡って衝突中!?そんな夫妻が恐れる『キャサリン妃の叔父の暴露本』
お騒がせのヘンリー王子・メーガン妃夫妻

 英国王室との根深い因縁が露呈し、毎度お騒がせのヘンリー王子・メーガン妃夫妻。セレブの暴露本が大ブームの中、キャサリン皇太子妃の叔父が執筆中とされる「衝撃的な内容の回顧録」に戦々恐々としているのでは、といわれています。さらに夫婦間でも、「クリスマス」を巡って大揉めとの報道も。英国王室ジャーナリスト・多賀幹子さんとデーブ・スペクター氏のダブル解説です。

「私のような赤毛は絶滅危惧種」自虐ネタでウケ狙いも、結局はウィリアム王子の「真似事」?未だ残る王室との確執の影にあるのは、王子の“被害者意識”か

 2023年11月7日、チャールズ国王がイギリス議会で「70年以上ぶりの国王演説」を行った正に同じ日、ヘンリー王子が米・ニューヨークで行われたチャリティーイベント「Stand Up for Heroes」にビデオ出演し、スピーチを行いました。デーブ・スペクター氏によると、「国王から注目を奪うだけでなく、ヘンリー王子は国王の戴冠式のメダルは身に着けていなかった。一部のメディアでは、『国王を鼻であしらった』と言われている」ということです。

(英国王室ジャーナリスト・多賀幹子さん)
「戴冠式のメダルを着けるのをうっかり忘れたのではないかともいわれていますが、ヘンリー王子は、チャールズ国王の戴冠式に出席した際ウィリアム王子の隣ぐらいに座れると思っていたのに末席だったことを非常に根に持っていて、一種のリベンジではないかともいわれています」

 ヘンリー王子はスピーチ冒頭で、「自分にとって初めてのスタンダップショー」「私のような赤毛は絶滅危惧種」と自虐。さらに、「厳しく詮索されることもないから、このトークをそんなに練習する必要もありませんでした」と、イギリスメディアを揶揄する場面もありました。

(多賀さん)
「赤毛を自虐したのも、すでにウィリアム王子が自身の髪のことを自虐ネタにしていますので、『ただの真似事だ』と言われてしまっています」

 また、チャールズ国王の誕生日パーティを巡っても物議を醸しています。英「サンデー・タイムズ」は「ヘンリー王子夫妻は招待を受けたが、出席を断った」と伝えましたが、一部のメディアは「関係者の話として、ヘンリー王子夫妻は招待を受けていない」と報じました。これに対しヘンリー王子夫妻の広報担当者は、「バッキンガム宮殿からは何の連絡もなかった」と、招待を受けていないことを認めました。

(多賀さん)
「『招待状はちゃんと来たけど、きっぱりと断った』ということにしたいんです。『ずっと虐められてきた』と被害者意識を出したいというところがあり、『こちらからお断りです』という形にしたいということです」

ヘンリー王子夫妻が戦々恐々⁉キャサリン妃の叔父が出版予定の「衝撃的な内容の暴露本」

 今、セレブの暴露本が大ブームで、その火付け役はヘンリー王子かといわれています。2023年1月に発売されたヘンリー王子の回顧録「スペア」は、発売わずか1週間で全世界320万部を売り上げ、契約金は約60億円でした。10月17日に発売されたウィル・スミスさんの妻・ジェイダさんの自叙伝は、“仮面夫婦”だと暴露して話題になり、「ニューヨーク・タイムズ」が選ぶベストセラー4位に選ばれました。さらに、ブリトニー・スピアーズさんも回顧録を10月24日に発売し、1週間で全米110万部を記録しました。

 そうした中、ヘンリー王子夫妻と親密な関係にある伝記作家のオミッド・スコビーさんが、新たな暴露本「エンドゲーム」を11月28日に発売予定です。1冊目の暴露本「自由を求めて」(2020年)では、孤立するヘンリー王子夫妻の様子や兄・ウィリアム皇太子夫妻との冷えきった関係などを描き、王室に対する批判満載の内容で話題になりました。

 今回の執筆にあたり王室メンバーにも取材したと主張していますが、ヘンリー王子夫妻が何らかの情報提供をしたかはわかっていません。本の中で、チャールズ国王を「不人気な国王」、カミラ王妃を「イメージのためなら危険な手段もいとわない王妃」、さらにウィリアム皇太子を「権力欲の強い王位継承者」としているということです。これに対し、英国王室は基本的には静観の立場ですが、ある情報筋によると「もし王室メンバーを人種差別主義者と糾弾する内容があれば、英国王室は断固として反論する」としています。

Q.オミッド・スコビーさんは、ヘンリー王子夫妻側の人ですか?
(多賀さん)
「完全に、そうです。雑誌の王室担当記者だったのですが、その頃からヘンリー王子にべったりでした。また、チャールズ国王が“不人気”とありましたが、確かにダイアナ元妃が亡くなったときには支持率が20%まで落ちて大変な不人気でしたが、今は60%あり、エリザベス女王の80%には敵いませんが、不人気ではありません」

Q.「御用記者」のような感じなのですね?
(スペクター氏)
「その分、信憑性があまりないのですが、そのためか今回出る本が416ページと非常に分厚いです。前回の本は薄かったという評判だったので、今回こそスクープみたいなものを準備している可能性はあります」

 一方、英「ミラー」によると、キャサリン皇太子妃の叔父・ゲイリーさんが近々「衝撃的な内容の回顧録」を出版予定だということです。ヘンリー王子の「スペア」やインタビューで語られたキャサリン皇太子妃への内容を正すことを目指しているということで、ヘンリー王子夫妻は戦々恐々かといわれています。

Q.キャサリン皇太子妃の叔父として許せない、ということですか?
(多賀さん)
「その通りだと思います。この方は大変なお金持ちで富豪といわれていますので、お金目的ではないようです。キャサリン妃のお母さまの弟で、かわいい姪がメーガンさんやヘンリー王子から批判されていることに耐えられず、何か反論したいと前から言っていました」

「自分のルーツを考え始めた」ヘンリー王子、クリスマスを過ごす「場所」を巡ってメーガン妃と衝突中?

 英「エクスプレス」は、ヘンリー王子夫妻はクリスマスを過ごす“場所”を巡って衝突している可能性が高いと指摘しています。王室専門家によると、ヘンリー王子は息子・アーチー王子(4)と娘・リリベット王女(2)にイギリスの伝統や習慣、そして自分の生い立ちを見せたいと思っていますが、メーガン妃はアメリカで母親や親しい親族と共にクリスマスを祝いたいと思っているということです。

Q.クリスマスは日本でいうお正月みたいなものですから、ヘンリー王子としては子どもたちをおじいちゃん・おばあちゃんに会わせたいとなりますよね?
(多賀さん)
「そうですね。アメリカに来て3年が過ぎ、自分のルーツを考え始めて、来年40歳になりますし、自分の子どもが大きくなるにつれて、イギリスの習慣・風習・伝統・歴史などを知らせたいという心持ちになっているのではないでしょうか」

 その「伝統」を巡って、論争が勃発しています。11月8日、米・サンディエゴで、ヘンリー王子夫妻が現役・退役軍人のためのフィットネスセンター開所式に出席。その際、夫妻は胸に赤い「ポピー」のブローチを着けて登場しました。

 ポピーは戦争で亡くなった人々に敬意を表する花で、イギリスでは11月「リメンバランス・デー」に慰霊碑に献花し身に着ける伝統があり、アメリカでは5月「戦没将兵追悼記念日」に一部の人が身に着けるということです。イギリスとアメリカでは伝統が少し違っているため、メーガン妃がポピーを身に着けたことに対し、「アメリカではイギリスほど伝統的ではない」「なぜ5月ではなく、11月にポピーのブローチを着けるのか」と論争が起こっています。

Q.なぜ、ここだけイギリスに合わせたのか、ということですよね?
(多賀さん)
「そうです。イギリスでは11月が戦没者追悼の月間で、皆さんポピーを着けていますが、アメリカでそれを行うことに矛盾を感じます。アメリカではイギリスの伝統を持ち込むのに、イギリスでは『私はアメリカ人なのでカーテシー(伝統的なお辞儀)はしません、ハグですよ』とロイヤルの方にハグをして驚かせたりしていました。“良いとこ取り”をしている感じがします」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2023年11月14日放送)

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