新潟空港に緊急着陸 「勝手に窓が開いたまま閉じなくなった」 航空自衛隊の輸送機 飛行再開のめどは立たず 《新潟》
5月9日、新潟空港に緊急着陸した航空自衛隊の輸送機は、飛行中「勝手に窓が開いたまま閉じなくなった」ことがわかりました。
10日朝の新潟空港。
(リポート)
「あちらに見えるのが、きのう緊急着陸をした航空自衛隊の輸送機です。コックピットの左側の窓には白いカバーのようなものがかけられているようです」
9日、航空自衛隊入間基地所属の輸送機は「飛行中に左窓が外れた」として午後5時17分に緊急着陸しました。
乗っていた隊員8人にけがはありませんでした。
航空自衛隊によると、実際には窓は外れておらず「勝手に開いたまま閉じなくなった」ということです。
輸送機は9日午後4時20分に入間基地を出発し、午後4時55分ごろ、佐渡市の北側上空を飛行していたところ窓が開いたといいます。
窓はスライド式で手動で開け閉めする構造です。なぜ勝手に開いたのか航空自衛隊が原因を調べています。
〈輸送機の着陸を見た人〉
「(きのう)ここで着陸を見た。消防車が滑走路にも来ていた。完全にいつもとは雰囲気が、もうただ事じゃないと思った」
〈新潟空港を訪れた人〉
「最近いろいろ航空事故ありますけど、もう少し整備を丹念にやった方がいいんじゃないか」
輸送機の飛行再開のめどは立っていないといいます。