“麻薬の原料”違法なケシ 住宅地などで大量に…取材中のカメラマンが発見 約150本を除去 熊本・人吉市
熊本県で、麻薬の原料となる成分を含む違法植物「アツミゲシ」を、取材中のカメラマンが発見しました。
熊本県人吉市の住宅の敷地で見つかった、ケシの一種「アツミゲシ」。実に麻薬の原料となる成分を含んでいるため、「あへん法」で栽培などが禁止されています。
保健所の職員は、周囲の状況などから自然に生えているものと判断しました。
くまもと県民テレビ 田上滋カメラマン
「これなんですけど」
保健所の職員
「(違法な)ケシですね。葉っぱが結構、特徴的でギザギザがあって、葉っぱが巻き込んでいる」
田上カメラマン
「くさいですね」
保健所の職員
「独特の青臭さがあります」
“繁殖力も強い”といわれるアツミゲシ。住宅の敷地内だけでなく、近くの住宅や道路など、複数の場所で自然に生えていることが確認されました。
田上カメラマン
「この奥にもあります、この奥にも何本もあります。5本くらいあります」
職員
「すごいんだから」
アツミゲシ150本ほどを除去したといいます。
去年、熊本県では8000本あまりの違法なケシを除去していて、発見した場合は、最寄りの保健所や警察署に連絡するよう呼びかけています。