薬物犯罪撲滅へ国際会議 アジアやヨーロッパなど各国担当者が情報共有
アジアやヨーロッパなど各国の薬物捜査の担当者が集まり、薬物犯罪の撲滅に向けた国際会議が開かれています。
警察庁・露木康浩長官
「薬物を供給し巨額の利益を得て、それを元手にさらに様々な犯罪を行う薬物犯罪組織は国際社会における最大の害悪の一つです」
ADEC=アジア・太平洋薬物取締会議には、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど28の国と地域の担当者が参加し、最新の薬物情勢についての情報共有などが行われます。
日本では大麻や覚醒剤など違法な薬物のほとんどが海外から密輸入されていて、警察庁によりますと、去年は、大麻、覚醒剤ともに航空機で国内に持ち込む手口が最も多かったということです。
また、国別ではアメリカからの密輸が最も多いということです。警察庁は各国との連携を強化し、犯罪組織の壊滅を目指す方針です。