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「涼しい」「風邪ひいた」朝と日中の気温差が約10℃にも 衣替えはいつ?「寒暖差アレルギー」に注意

2024年10月8日 18:34
「涼しい」「風邪ひいた」朝と日中の気温差が約10℃にも 衣替えはいつ?「寒暖差アレルギー」に注意

 8日の朝は、肌寒く感じたという人も多いのではないでしょうか。季節の変わり目を迎え、街では服装選びに迷う人も多いようです。

 みなさん!今朝は肌寒くなかったですか?

 街の人
「そんなに寒くないと思って家を出たけど、出てみるとちょっと寒いなあと」
「急に冷え込んだなと思います」

 大阪市内の8日朝の最低気温は19.8℃と、先週より2℃ほど下がっています。

「衣替えどうしようかなと」
「朝も夜もだいぶ涼しい。服装が大変」

 季節の変わり目を迎え、気になるのが、“半袖長袖問題”!

「きょうから長袖。体を冷やさないように気をつけている」
「会社のエアコン寒いので、ちょっと(服装)厚めにしている」
「私、暑がりやからちょうどいいです。短パンは今週ぐらい(まで)かな」

 大阪市内、朝はやや肌寒かったものの、日中の最高気温は24.9℃と、夏日の一歩手前まで上昇!

 また、7日は30.4℃の真夏日を記録。依然、厳しい残暑が続く中…。

 8日朝、街の人たちの服装をよく見てみると…半袖、長袖は…ほぼ半々。「50%、50%」といったところでしょうか?

 (Q:気温はいかがですか?)
「あなたがちょうど寒そうな格好やね」

 (Q:いつから長袖?)
「3日前ぐらいかな。中のシャツとセットで1000円やった。折ったりもできるよ。1000円」

 そしてこの時期、悩むのは服装だけではないようで…。

「ちょっとね。涼しくなったので、エアコンつけずに扇風機あてて寝たら、風邪をひきました」
「寝るときに気をつけている。布団をかぶって寝る。寝冷えしないように」

 この時期、睡眠時に体を冷やしてしまう「寝冷え」にも注意が必要です。

 そして、ここ数日、目まぐるしく変わる気温。
 7日、大阪は朝と日中の気温差が約10℃と、急激な寒暖差による体調管理にも十分注意が必要です。

 そして、この時期の最大の悩み、“半袖、長袖問題”について、蓬莱さんが徹底解説します。

◇◇◇

(蓬莱大介 気象予報士)
 週間天気です。
 週末は良いお天気です。高気圧に覆われて行楽日和。
 いろんなイベントがあると思いますが、日中の気温がまだ28℃あるんですよ。28℃だったら半袖ですね。ただし最低気温は17℃なので、朝晩と日中の寒暖差が大きくなるのが今週の特徴。特に三連休が要注意ですね。

 来週もまだ27~28℃で推移していきそうなので、平年よりも気温は高め。
 ということで、いつ半袖をしまえるのか、ズバリこちら!

 10月27日の衆議院選挙ぐらいまでは、まだ半袖を置いておいてください。
今年は秋がゆっくりと進んでいますので、10月終わりぐらいまでは置いてもらって、27日の衆院選が終わった頃に、ようやくクローゼットにしまえるかなと。

◇◇◇

(足立夏保アナウンサー)
 この時期に気をつけたいこと、半袖をいつしまうかもそうですが、この時期、なんか寝ても体がだるいなとか、頭痛いなといった症状ある方多いと思うんですが、もしかしたらそれは「寒暖差アレルギー」かもしれません。

 この「寒暖差アレルギー」は、7℃以上の温度差があると発症しやすいと言われていて、鼻水、くしゃみ、鼻づまりや頭痛などの症状が出るというものです。
 花粉などが原因のアレルギー性鼻炎とも違って、ウイルス性の風邪などとも違うんですが、症状が非常に似ていることから「寒暖差アレルギー」と言われています。

 この原因ですが、自律神経の乱れが影響しているのではと言われています。自律神経というのは、鼻の粘膜の血管の収縮や拡張を調節するものです。
 これが激しい温度差によって刺激され続けると、調節機能が乱れてしまって鼻の粘膜の血管が広がって腫れることから、鼻詰まりや鼻水につながるということなんです。漢方薬や鼻炎用のスプレーなど市販薬も効果的だということです。

 「寒暖差アレルギー」を、アレルギー性鼻炎などとどうやって見分けるのか。
 非常に似ているんですけれども、どちらも鼻水は、水のようにサラサラしているんですが、アレルギー性鼻炎の場合は悪化すると黄色っぽくなる、どちらもくしゃみは出るんですが、寒暖差アレルギーの場合は一時的だということなんです。アレルギー性鼻炎はやはり目がかゆくなったりもする。

 風邪とは何が違うのかというと、風邪の場合は黄色や緑色でドロッと粘り気がある鼻水が出たりとか、くしゃみではなくて咳が出たり、さらに発熱の症状が出たりするということなんです。

 どういった方がなりやすいのかと言うと、筋肉量の少ない方、高齢の方、30代から40代の女性の方、さらにはストレスが多かったり、運動不足や偏食で自律神経が乱れやすい生活をしている人がなりやすいということです。
 
 どうやって防ぐのかと言いますと、対策方法はこちらです。
 やはり筋肉量を上げるために、タンパク質を摂取したり、タンパク質をエネルギーに変えるために、ビタミンB群を摂取することで体力をアップする、自律神経を整わせるために、十分な睡眠をとったり、決まった時間にお風呂に入るなど規則的な生活、基本的なことをする必要があるということです。

 基本的にどのような対策ができるのか、簡単なのがマスクです。
 ちょっとマスクつけるのは億劫だなという方もいらっしゃるかもしれませんが、鼻や喉への直接的な刺激というのを避けるためにも、非常に有効的だと言われています。