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ウソの投資話で会社社長から1億円以上詐取「信頼していた被害者の心情につけこんだ」男に実刑判決

2024年10月17日 12:10
ウソの投資話で会社社長から1億円以上詐取「信頼していた被害者の心情につけこんだ」男に実刑判決

 ウソの投資話を持ち掛け、会社の社長から1億円以上をだましとった罪に問われているの男の裁判で、奈良地裁葛城支部は17日、懲役5年6か月の実刑判決を言い渡しました。

 会社員の溝口耕児被告(71)は、2020年から22年までの間、顧問契約を結んでいた会社の社長に対し、「政府系の金融機関に金を預ければ金利が受け取れる」などとウソの投資話を持ち掛け、現金約1億1000万円を騙し取った罪に問われています。
 これまでの裁判で、溝口被告は起訴内容を認めていて、検察側は懲役7年を求刑していました。

 17日の判決で、奈良地裁葛城支部は、「信頼していた被害者の心情につけこんだ犯行で、返済の見通しもたっておらず、事情を汲むほどの理由は認められない」と指摘した一方、被告が反省の意を示していることや「年齢と健康状態に考慮した」などとして、懲役5年6か月の実刑判決を言い渡しました。