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電車内で刃物を振りかざす暴漢から身を守る“傘” JR西が独自開発 “刃物男”切り付け事件を受けて

2024年10月17日 19:21
電車内で刃物を振りかざす暴漢から身を守る“傘” JR西が独自開発 “刃物男”切り付け事件を受けて

 JR西日本は、車内で刃物などを持ち、乗客や乗員に危害を加える事案などを想定した特殊な「傘」を開発し、車内に常備すると発表しました。

 JR西日本が独自に開発した「防刃傘(ぼうじんがさ)」は、電車の車内で刃物などを振りかざし、乗客や乗員に危害を加える事案が発生した際などを想定し、犯人と距離をとりながら防御し、乗客が避難するための時間を稼ぐのが狙いです。
 通常の傘と比べ、柄の部分が長く、生地には刃物で切れにくい特殊な繊維が使われています。

 JR西日本では、2023年7月、泉佐野市内を走行中の電車内で車掌や乗客ら3人が男に切り付けられる事件が起きていて、狭い車内でいかにして暴漢に対応し、安全を確保できるかが課題となっていました。

 コンパクトな「防刃傘」は、さすまたと比べ扱いやすく、JR西日本は今後、近畿圏内の在来線などに常備していくということです。

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