急速に進化…最新“AI技術”で生活はどう変わる?「CEATEC 2024」を取材
「思い出せないモノの名前」を教えてくれるイヤホンに、きょうの献立を提案する冷蔵庫。「news zero」は15日、こうした最新のAI技術などが集まった、国内最大級の展示会「CEATEC 2024」を取材しました。
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献立を提案する冷蔵庫に、触ると話す“タッチパネル”観葉植物。急速に進化を続けるAIなどの技術は、私たちの生活にどんな進歩をもたらすのでしょうか。「news zero」が、まず訪れたのは…
大町怜央フィールドキャスター
「こちら、4枚の紙のポスターが貼られているように見えますが、実は電子ペーパーのディスプレーでして、触ってもツルツルなんです。また角度を変えてみても色がまったく変わらないので、非常に見やすいディスプレーになっています」
広告や時刻表が映し出された、薄いディスプレー。これが…
大町キャスター
「あ! いまちょうど表示が変わりはじめました」
自動音声
「避難指示に従い、避難してください」
大町キャスター
「『避難指示に従い至急避難してください』という音声とともに、画面もガラッと変わりました」
災害時、避難を促したり避難経路を表示したりする画面に切り替わるんです。太陽光発電によって電源も不要なため、半永久的に表示ができ、災害時、夜間の照明の役割も果たしてくれるといいます。
さらに、今回注目なのはAIを使った最新技術です。あらかじめ顔写真を登録した人と、それ以外の人とをAIが判別。そして…
大町キャスター
「複数人で同時にゲートを通る場合なのですが、登録している人としていない人をしっかりと識別できています。登録していない方は、ちゃんとインフォメーションに案内されています」
1分の間に100人を同時に認識。混雑していても識別できるため、行列の解消などが期待できるといいます。
他にも、AIによる次のような技術が。一見、普通のイヤホンですが、カメラが搭載されていて、スーパーマーケットのチラシを見せ、質問してみると…
大町キャスター
「10月15日の食材の中から、おすすめの料理を教えて」
自動音声
「以下は10月15日のスーパーの特売品を利用した、おすすめの料理献立です。メインディッシュ、生カツオのたたき。新鮮なカツオを薄切りにして…」
カメラで読み取ったチラシからおすすめの献立を提示。目の前にある「物の名称」はもちろんのこと「思い出せない相手の名前」も教えてくれるという、このAI技術。視覚障害がある人に、目の前の道路状況を音で知らせるなどの活用が期待されます。
発展を続けるAIなどの技術、私たちの生活をどう変えていくのか注目です。
(10月15日放送『news zero』より)