【立冬】冬の味覚「聖護院かぶら」千枚漬けの仕込み最盛期 5日間ほど漬け込み、お歳暮やおせち料理に
7日は暦の上での冬の始まり、「立冬」です。京都の老舗の漬物店では、「千枚漬」の仕込み作業が最盛期を迎えています。
京都市左京区の老舗の漬物店「大安」では、京都の冬の味覚、千枚漬の仕込みが始まっています。
法被姿の職人たちが、冬の京野菜である「聖護院かぶら」を、手作業で手際よく薄切りにしたあと、たるに重ねていきます。
千枚漬は、京都特有の底冷えが始まる立冬の頃から漬け込むのが良いとされていて、毎年この時期に、仕込みの最盛期を迎えます。
専用のかんなで薄く、均一に切られたかぶらは、たるに円を描くように敷き詰められたあと、昆布や調味液などとともに5日間ほど漬け込まれ、主にお歳暮やおせち料理用に全国へと出荷されます。