【速報】関空にMDMA約9000錠密輸の疑い 自称料理人のスペイン人逮捕 末端価格約5400万円
合成麻薬の「MDMA」8972錠などを密輸した罪で自称料理人のスペイン人の男が逮捕・起訴されました。
麻薬取締法違反(営利目的共同輸入)や関税法違反の罪で起訴されたのは、スペイン国籍のヒラルド・ラミレス・アレクサンデル被告(23)です。
被告は10月6日、フランスから合成麻薬のMDMA9872錠などを販売する目的で日本に密輸した罪に問われています。
警察や税関によりますと、末端価格は約5400万円で、関西空港でのMDMAの押収量としては過去5年で3番目に多いということです。
関西空港の税関職員が、フランスから薬物密輸の事案が過去にあったことや、スペイン国籍の人物がフランスから来日したことを不審に思い、被告のスーツケースを開けたところ、接着剤のような臭いがしたほか、スーツケースの底部分に不審な厚みや重さがあったことから、検査をしたところ薬物反応が出たということで、警察が麻薬取締法違反の疑いで緊急逮捕していました。
被告は、MDMAの錠剤をポリ袋に入れて真空状態にしたうえ、カーボン紙やアルミホイルで巻いて、スーツケースの底部やリュックサックの背当て部分に隠していたということです。
警察と税関は被告の認否を明らかにしていません。