【速報】最高裁裁判官の国民審査で約2000票を「無効票」に 芦屋市の選挙管理委員会が不適切処理 兵庫 衆院選と同日実施
兵庫県芦屋市の選挙管理委員会は5日、10月27日の衆院選と同時に投票が行われた最高裁判所裁判官の国民審査で投票された約2000票について、職員が十分な確認をしないまま、全てを「無効票」とする不適切な処理があったと発表しました。
芦屋市選挙管理委員会によりますと、開票時に投票用紙を分類する機械が導入され、機械が「無効」「読み取り不能」と判断した2012票について、改めて職員が目視で確認するべきところを、一括して「無効票」として計上していたということです。
国民審査では、投票用紙の「罷免したい裁判官」には「×」を記載し、それ以外の裁判官には「何も記載しない」こととされていますが、「〇」など「×以外」の文字や記号などが記された場合はすべて「無効」として扱われ、導入されていた読み取り機器では「×以外の文字が記載されたもの」「文字が薄いなどの原因で読み取りができなかったもの」などが一括して分類されていたということです。
一方、同日に行われた衆院選の小選挙区と比例代表選挙については、目視により適正に点検作業を実施したとしています。
芦屋市選挙管理員会は「再発防止に向けて、今後十分に検討を行っていきます」とコメントしています。