【速報】岸和田市長に市議会「不信任決議案」提出 賛成多数で可決の見通し 女性との性的関係めぐり
岸和田市の永野市長の女性との性的な関係をめぐって20日、市議会に市長の不信任決議案が提出されました。この後、採決されます。不信任案は賛成多数で可決する見通しです。
大阪府岸和田市の永野耕平市長は、性的な関係を強要したとして、府内の女性から提訴され、11月、解決金500万円を支払うことなどで和解しました。
永野市長は、女性と不倫関係にあったことは認めて謝罪し、所属していた大阪維新の会に離党届を提出(党からも離党勧告処分)して受理された一方、関係の強要は否定し、市長の職を続投する意向を示してきました。
これに対し市議会は、永野市長の説明に納得がいかないとして辞職を求める声があがり、9日から20日までの間、市長の本会議や委員会への出席を拒否する申し入れ書が出され、さらに19日、「混乱を招いた責任は大きい」などとして、市長の不信任決議案を提出することを決めました。
永野市長が欠席する中、不信任案は20日午前10時から始まった本会議で提出されました。不信任案は市議の3分の2が出席し、4分の3以上が賛成すれば可決します。
この後、討論を経て即日採決される予定ですが、提出には多くの議員が賛成していて、可決される見通しです。不信任案が可決した場合、市長は10日以内に議会を解散しなければ、自動的に失職することになります。
永野市長は19日、「自分に責任あることではあるが、市民に選んでいただいた任期はあと1年あるのでしっかりと務めていかないといけないと思っています」と語り、自ら辞職はしない考えを示しました。