【速報】ふるさと納税返礼品「純金トランプ」初注文 寄付額777万円 寄付者は非公表 兵庫・三田市「人気が高くアイテムを増やしていきたい」金の取引価格は上昇傾向
兵庫県三田市がふるさと納税の返礼品として提供していた寄付額777万円の「純金トランプ」について、今月、初めて注文が入ったことがわかりました。
「純金トランプ」は、スペード、クローバー、ハート、ダイヤの各13枚とジョーカー1枚、特別カード1枚の計54枚のセットで、特製の桐箱に入っています。特別カードは、市長からの感謝状、もしくは寄付者の好きな文言などから、デザインを選べるということです。
三田市には、金製品を製造する「三菱マテリアル三田工場」があり、これまでにも名刺、アート、表彰状、しおりの4種類の金製品を返礼品として活用していました。純金のトランプについても、今年9月から民間のふるさと納税サイトで募集を開始しましたが、今月になり、1件の申し込みがあったということです。
安定資産とされる金の取引価格は世界的に上昇傾向にありますが、ふるさと納税の返礼品の調達金額は「寄付額の3割以下」に定められています。
市は「現段階では問題ない」としていますが、今後、金の価格が上昇した場合は寄付額の見直しを検討するということです。
三田市の田村克也市長は「他の純金製品についても人気が高く、アイテムを増やしていきたいと思っている」とコメントしています。
三田市は、寄付者の詳細については非公表としています。