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【直撃】“おねだり”疑惑の斎藤知事「ワインを飲んでいないので、ぜひまた」死亡職員が残した音声聞き「記憶がない」

2024年7月18日 17:42
【直撃】“おねだり”疑惑の斎藤知事「ワインを飲んでいないので、ぜひまた」死亡職員が残した音声聞き「記憶がない」

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラや贈答品などを巡る問題。読売テレビは、死亡した元幹部が残した、知事が県の特産品を要求したとされる音声を入手しました。その内容と、知事の主張は。

 斎藤知事のものとされる音声
「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた。この間はイチゴ、じゃこ、塩はあれですけど、また折をみてよろしくお願いします」

 この音声は、斎藤知事のパワハラや贈答品の疑惑を告発し、7月、死亡した元西播磨県民局長の男性が残したものです。知事が求めたとされるのは、上郡町のブドウを使用した、特産ワインと見られます。

 神田貴央記者
「西播磨県民局の1階にあるこちらの大会議室で懇話会が行われ、知事はワインを求めたとみられます」

 2022年11月、西播磨県民局で行われた「地域づくり懇話会」。斎藤知事や上郡町長ら地元の政治家と、西播磨県民局の職員らが参加し地域づくりのため意見交換をする場で、このやりとりはあったとみられています。
 上郡町はワインの提供については「調査中でお答えできることは何もない」としています。果たして特産品の要求はあったのでしょうか?

 記者
「こちらの音声を聞いていただけますか」

 “疑惑の音声”について知事を直撃すると……。

 記者
「こちらの内容に何か心当たりはありますか?」

 斎藤知事
「ちょっといま記憶がないので確認をして。しかるべきタイミングでお答えさせていただきたいと思います。きょうはすみません、急でしたので」

 記者
「知事の発言であることは間違いないでしょうか?」

 斎藤知事
「そこも含めて確認が必要かなと思います」

 音声を初めて聞いたという斎藤知事は、こう話すにとどめました。

 死亡した男性職員が残した音声は、疑惑の真相究明に繋がるのでしょうか。

 この音声データや陳述書は「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともに、遺族が議会事務局に提出していて、19日の百条委員会で資料として認められるかがはかられる予定です。