「SNSのプラスの面感じた」兵庫県知事選、斎藤氏が再選 稲村氏に13万票差「斎藤コール」の大合唱 文書問題へのお詫びも
17日投開票が行われた兵庫県知事選挙は、議会で全会一致での不信任を受け、出直し出馬した斎藤元彦前知事が再選を果たしました。兵庫県庁前から中継です。
( 取材・報告:上野巧郎記者)
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斎藤前知事の勝利から一夜明け、兵庫県庁は静かな朝を迎えています。
斎藤前知事の失職に伴う兵庫県知事選挙は、過去最多の7人が立候補し、斎藤前知事が2位の前尼崎市長の稲村氏に13万票の差をつけて勝利しました。
17日午後9時半すぎに事務所に到着した斎藤氏は、支援者らによる「斎藤コール」の大合唱で迎え入れられました。斎藤氏はあいさつの冒頭、自身のパワハラ疑惑などを告発された文書問題へのお詫びを口にしました。
斎藤元彦前知事
「今回の文書問題で県民の皆さんにご心配、県政に対するご不安を与えたことは、大変申し訳なく思っています。今回はSNSを通じていろんな広がり、SNSのプラスの面を感じました。これから勝負です。躍動する兵庫の実現に向け、これからも歩みを止めたくない」
投票率は55.65%と、前回選挙より14ポイント以上上昇し、有権者の関心の高さが際立つ結果となりました。
有権者
「良かったなと思います。(YouTubeとか見ていて)思っていた感情が、全然180度変わってしまった」
「(SNS)見ましたね、さすがに。選挙気持ちいいな」
「びっくりしました。私は違うのかなと思っていたので」
「当選されてどういう兵庫県を作ってくれるのか、楽しみにしています」
(Q:斎藤氏の勝因はどこにありますか?)
SNSなどのネットでの強力な支援が、最大の追い風となりました。
発信力のあるNHK党の立花氏が斉藤氏の支援を打ち出して立候補したことなどを発端に、ネット上で斎藤氏への支援の輪が加速度的に広がったことが、大接戦が予想された選挙戦での勝利につながったとみられています。
(Q:今後の県議会との関係はどうなりますか?)
最大の注目ポイントは県議会との対応、そして百条委員会での調査が継続する文書問題への対応となります。 特に県議会では、来年度予算が審議される「2月議会」で、知事と県議会がどのように対峙し、そして議論を進めていくのかに注目が集まります。