【敬老の日】長寿の秘訣は「ぼーっとしてること」「くよくよしない」　各地で“長寿”祝う催し

　「敬老の日」の16日、関西各地で“長寿”を祝う催しが行われました。

　「敬老の日」のこの日、大阪府豊中市の高齢者施設では、100歳以上の利用者の“長寿”をお祝いする会が開かれました。

　阪上和子さん（101）
　（Q:おめでとうございます！）
　「ありがとうございます。おめでたいことないけどね」
　（Q:ご長寿の秘けつは何でしょうか？）
　「何でしょうか、ぼーっとしてること」
　
　中谷幸子さん（100）
　（Q:長寿の秘訣は？）
　「くよくよしない。まだ2～3年大丈夫」

　日本の65歳以上の人口は3625万人と過去最高。総人口に占める割合も29.3％と、こちらも過去最高になっています。

　来館者
　「カメおめでとう！」

　一方、姫路市立水族館では、80年生きるともいわれるオスのアオウミガメに還暦のお祝いも。ただし、年齢は推定だということです。水族館では、ほかにもアカウミガメなど8匹を飼育しており、花束に見立てたカリフラワーやキャベツをプレゼントされたアオウミガメは満足そうな様子でした。

　姫路市立水族館・杉原直樹さん
　「私が入る（2019年の）ずいぶん前から、当館が開館してからずっと飼育している。水族館が続く限りずっと長生きしてほしいなと思います」

　来館者
　「長生きしろよ！バイバイ」

　大阪市内のある店では、「敬老の日」にあるものを作り、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントする機会を提供しています。

　竹内さんご家族
　「おうどん作り、頑張る人？」
　「はーい！」

　子どもたちが夢中になって作っているのは、うどんです。店はプレゼントしようと、朝からうどん打ちにチャレンジする家族でにぎわっていました。子どもたちは、日頃の感謝の気持ちを込めて、一生懸命生地を練ったり、足で踏んだりして作ります。

　川下天間くん（6）
　「おいしくな～れ」

　約2時間かけて完成した手作りのうどん。このあと、おじいちゃん、おばあちゃんに手渡します。

　天間くんの祖父母
　「わぁ～天ちゃん！」
　天間くん
　「じいじ、ばあば、いつもありがとう」
　祖父母
　「こちらこそ、ありがとう。どれどれ、すごい！うれしいわ～」
　「天間君がおるから毎日生きている感じがして、それが生きがいですね」
　（Q:今日の夜はどうしましょう？）
　「おうどんです。これ一番です」

　今日一日、関西では多くの高齢者に感謝の気持ちが伝えられました。