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【速報】斎藤知事「大変ショック、痛恨の極み」 兵庫県知事選で“SNS上で誹謗中傷”元県議が死亡 辞職後も周囲に相談

2025年1月20日 10:15
【速報】斎藤知事「大変ショック、痛恨の極み」 兵庫県知事選で“SNS上で誹謗中傷”元県議が死亡 辞職後も周囲に相談

 兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”などの疑惑を調査する百条委員会の委員だった元兵庫県議の竹内英明さん(50)が死亡したことについて、斎藤知事は20日、報道陣の取材に応じ、「大変ショックを受けており、心からお悔やみを申し上げます」とコメントしました。

 斎藤知事は、「昨日お亡くなりになられたという一報が入った。竹内先生とは、知事と議会という車の両輪として議論を交わさせていただいた。50歳という若さでお亡くなりになられたことについては、痛恨の極み。時には厳しいご質問もいただいたが、兵庫を良くしたいという強い思いの表れだったと今も受け止めている。大変尊敬していた方だけに、ご逝去は大変ショックだった」と語りました。

 関係者によりますと、竹内元県議は18日夜、姫路市内の自宅の自室でぐったりしているのを家族が発見し、搬送先の病院で死亡が確認されました。自殺とみられています。

 竹内元県議は、兵庫県の元県民局長が告発した文書の内容を調べる百条委員会の委員を務めていましたが、去年11月に行われた知事選の直後、「一身上の都合」を理由に議員を辞職。委員の一人は選挙期間中、SNS上で誹謗中傷が広がり、竹内氏から「言葉の暴力が拡散して、家族が狂乱状態までになった。家族から『政治の道から退いてほしい』と話があった」と相談があったことを明かしていました。

 関係者によりますと、議員辞職後もSNS上で相次いだ誹謗中傷について、周囲に相談していたということです。

 斎藤知事はSNSでの誹謗中傷について、「人の心や気持ちを傷つけるということは、してはならない行動だと思う。やはり多くの県民や国民の皆様が冷静な使い方をされるということが大事。これから条例の制定に向けて準備をしていく中で、そういった誹謗中傷のない社会を目指した取り組みを進めていきたい」と述べました。

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 竹内元県議は、2003年に姫路市議に初当選。2007年に兵庫県議に当選し、5期目の途中での辞職でした。

最終更新日:2025年1月20日 10:56