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「拘禁刑」創設を盛り込んだ改正刑法が成立

2022年6月13日 11:28
「拘禁刑」創設を盛り込んだ改正刑法が成立

侮辱罪の厳罰化や刑務所での処遇が異なる「懲役刑」と「禁錮刑」を一本化した「拘禁刑」の創設を盛り込んだ改正刑法が13日、参議院本会議で可決、成立しました。

13日、参議院本会議で可決・成立した改正刑法ではインターネット上での誹謗中傷対策として現在、30日未満の拘留、または1万円未満の科料と規定されている侮辱罪の法定刑に1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金が追加されます。

また、今回の改正で、刑務所で刑務作業をする「懲役刑」と作業の義務がない「禁錮刑」を一本化し、「拘禁刑」を創設することも盛り込まれました。

今回の一本化に伴い、罰則として懲役や禁錮が定められている道路交通法など800以上の法律も全て「拘禁刑」に切り替えられることになります。

1907年に現在の刑法が制定されて以来、刑の種類が変更されるのは初めてです。