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IWC、日本調査捕鯨“延期”決議案審議へ

2014年9月18日 16:10

 スロベニアのポルトロージュで開かれているIWC(=国際捕鯨委員会)の総会は18日、最終日を迎える。日本時間18日夕方からは、反捕鯨国のニュージーランドが提案している日本の調査捕鯨を事実上、延期させる決議案が審議入りする。

 ニュージーランドの決議案は、調査捕鯨の計画を毎年開催される「科学委員会」だけではなく、捕鯨反対派が過半数を占める2年に1度の「総会」にも提出するよう求めるもの。日本は17日の会議で、南極海での調査捕鯨を継続する方針を表明したが、決議案はこれを事実上、先延ばしさせる狙いがある。

 日本時間18日午後4時から始まる予定の最終日の会議で、仮にこの決議案が採択された場合でも、法的拘束力はないため日本は調査捕鯨を行うことができるが、その場合、国際社会の批判は避けられず、難しい立場に立たされることになる。