“特許侵害” サントリーがアサヒを提訴
サントリービールの親会社が、アサヒビールのノンアルコールビールについて「特許権を侵害している」として製造や販売の差し止めを求める裁判を起こしていることがわかった。
サントリービールの親会社・サントリーホールディングスは、2013年に特許を取得した、糖質などを一定の範囲にしたノンアルコールビールの特許権を、アサヒビールのノンアルコールビール「ドライゼロ」が侵害していると主張している。
サントリーホールディングスは、アサヒビールとの話し合いが決裂したため、今年1月、東京地裁に「ドライゼロ」の製造や販売を差し止めるよう訴えを起こした。10日午後、第1回の口頭弁論が行われる。
アサヒビールは「特許権は無効である」と主張しており、「当社の考え方を理解していただけなかったことは非常に残念」とコメントしている。