オレンジ不足でジュース“販売休止”も…「国産みかん」に注目が ブラジルやアメリカの天候不順で不作・高騰
世界的なオレンジ不足の影響を受け、販売休止が相次ぐオレンジジュース。そんな中、国産みかんに注目の動きが…。
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いま、オレンジジュースに、異変が起きています。
森永乳業の「サンキスト100%オレンジ」は6月にも販売休止になる見込みで、雪印メグミルクの「Doleオレンジ100%」は一部サイズを去年4月から、アサヒ飲料も去年12月から「バヤリースオレンジ」の一部サイズを、すでに販売休止に…。
原因は、原料であるオレンジの世界的な不足と高騰です。その背景にあるのが、主要な生産国であるブラジルの大雨や、アメリカのハリケーンです。輸入オレンジ果汁の価格(ことし2月)は、前年同期比で約1.75倍に。
ジュースの値上げも相次ぐ中、注目の動きが…。
協同乳業は、国産果汁だけを使用した「農協果汁」の販売を14年ぶりにスタート。国産みかんに、チャンスが訪れています。
協同乳業の担当者は「国産果汁の良さやおいしさを知っていただく機会になれば良いと思います。生産者の方々に喜んでもらえることを期待しています」と話しています。
(4月30日放送『news zero』より)