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“金沢の水”の一部に異物 3万本自主回収

2015年7月7日 21:42
“金沢の水”の一部に異物 3万本自主回収

 石川県金沢市の企業局が販売したペットボトルの水の一部に異物の混入が見つかり、市は同じ工場で製造された約3万本の自主回収を進めている。

 回収されているのは、金沢市の浄水場の水をペットボトルに詰めた“「金沢の水」クラフト手まり”。商品を持ち帰った東京都内の男性から指摘を受け、調べたところ1ミリから2ミリ程度の黒い異物を確認した。回収の対象となっているのは、千葉県内の工場で製造された賞味期限が2016年4月15日と16日の商品で、その後、同じ工場で製造されたものについても回収を進めており、その数は2万9928本に上る。

 この商品は2012年に販売を開始し、北陸新幹線開業後の今年、4月は3942本で前年同月比約1.7倍、5月は4377本と前年同月比約1.4倍を売り上げるなど人気を集めていた。市内の土産物店やホテルなどで販売されていたが、7日朝、商品を回収する店もあった。

 6日までに回収された3259本のうち、137本から黒い異物とは異なる白や灰色の異物とみられるものが見つかっているが、今のところ健康被害は報告されていない。