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首相“同盟強固にしつつ日本の防衛力強化”

2017年2月2日 17:59
首相“同盟強固にしつつ日本の防衛力強化”

 安倍首相は2日の衆議院予算委員会で、トランプ政権の下で日米同盟の絆を強固にしつつ、日本の防衛力を強化していく考えを示した。

 共産党の笠井議員が、トランプ大統領が防衛費の増額などを求めて来た場合の対応をただしたのに対して、安倍首相は「防衛力を強化し、果たしうる役割を拡大させるのは当然だ」と述べた。

 共産党・笠井政策委員長「(トランプ大統領が)在日米軍の経費負担や軍事予算の増額を求めてきた場合、日米同盟第一と、こういう立場で応えていこうということなんですか」

 安倍首相「安全保障政策において根幹となるのは、自らが行う努力であるとの認識に基づき、我が国自身の防衛力を強化し、自らが果たしうる役割の拡大を図っていくことは当然であろう」

 一方で在日米軍の駐留経費負担の増額について、安倍首相はトランプ政権の出方を予断することは差し控えるとする一方で、「大統領に就任して以降、日本に多く払えと具体的に発言していない」と指摘した。

 笠井議員は「日米同盟を絶対視して世界でも異常に突出した駐留経費負担を続けるのではなく、要求はきっぱりと拒否すべきだ」と主張した。