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10連休迫る!観光スポットが続々無料化?

2019年4月24日 19:08
10連休迫る!観光スポットが続々無料化?

まもなくゴールデンウイークの10連休だが、旅行などで遠出する計画の方もいるのではないだろうか。一方で都心の近場でも、無料で楽しめるスポットがいくつも登場するようだ。どんな場所なのか。

和の雰囲気漂うモダンなデザインの室内。ここは、九州の豪華寝台列車「ななつ星」をデザインした水戸岡鋭治氏が監修したクルーズ船「安宅丸」。東京湾を一周するコースが人気となっているが、なんと、こどもの日に利用すると“ある特典”が!

御座船「安宅丸」船内スタッフ、江村貴栄さん「5月5日は小学生以下のお子様は無料でご案内させていただきます」

小学生以下の料金560円が無料になる。果たして、どんなクルーズが楽しめるのだろうか…。

来年に迫る東京オリンピックの選手村。そのほぼ全景を目の前で望むことができる。さらに目前に迫ってきたのは…レインボーブリッジ。日常では体験できない視点で東京観光を楽しめる。

乗船客「こういう形で東京を楽しめるのすごく良いと思います」「下の子もいるのでまた連れてきてあげたい」

子供は無料で楽しめる東京湾の旅。まだ予約が可能だという。(4月24日現在)

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実は今年の10連休。私たちの身近な観光スポットが続々と無料化している。その背景の一つには…

「どこかへ行くっていう予定はないですね」「どこ行っても混んでいるので、小さい子連れていくのは大変なので」

あるアンケートによると、今年は10連休にもかかわらず、家族旅行をしないなどと答えた人が約7割。また、旅行しないという人があげたのは“高額になりがちな旅費への不満”。そこで、企業側は「無料」を武器に観光客の増加をねらっている。

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まるで海外リゾートのタヒチのようなこの場所では、28日に限り、無料でビーチサッカーのプロの試合の観戦や、子供の砂遊びができるという。

「“海っぽい画(え)”があってなんかそんな気分になれていいかなと思います」「画なんですけど海にいるような感じで楽しい」

そう、ここはタヒチではなく、東京立川市の立飛という場所にある人工ビーチ。読み方が似ていることから写真パネル、そして、新潟から砂を持ってきてタヒチを再現。隣でバーベキューをすることもできる。近くでモノレールも走る立川のタヒチ。

「無料はいいですよね。きっかけになるし」「(Q本物のタヒチに行ったことは?)ありません!」

無料での入場をきっかけに、ビーチサッカーの試合を盛り上げたい考え。

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一方、港区の六本木ヒルズ。展望台のチケット売り場周辺では…。

「料金払ってまで上がる必要はないかな」「料金かかるならちょっといいかな」

そんな料金を気にしている人に朗報。通常、52階の展望台に行くには、中学生以下は600円が必要。ところが、5月3日から4日間だけ無料になる。地上218メートルあるという52階から望む景色は、都心を360度見渡せる絶景。

観光客「あまり東京を高いところから見たことないので新鮮な感じ」

さらに、天気が良ければ屋上に出ることも可能。別途必要な300円の入場料も無料になる。

東京シティビュー広報、平田裕子さん「家族皆さんでお得に楽しんでいただければ」

あえて無料で入場してもらい、展望台からの景色を知ってもらいたいという。