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NY原油 1バレル90ドル超え 7年4か月ぶり高水準に

2022年2月4日 9:58

ウクライナ情勢が緊迫する中、ニューヨーク原油市場では3日、先物価格が上昇し、およそ7年4か月ぶりの高水準となりました。

ニューヨーク原油市場で3日、原油価格の国際的な指標となっているWTIの先物価格が上昇し、1バレル=90ドルを超えて取引を終えました。2014年10月以来、およそ7年4か月ぶりの高水準です。

ウクライナ情勢が緊迫する中、産油国であるロシアがウクライナ侵攻に踏み切れば、原油の供給に混乱が生じるとの懸念から、このところ原油の先物価格は大きく上昇しています。

市場関係者は、「石油輸出国機構とロシアなどの非加盟産油国による『OPECプラス』が追加の増産を見送ったことで原油の高騰に拍車がかかっている。今後、ロシアの動き次第では、1バレル=100ドルの大台に乗ることも十分にあり得る」と話しています。