憲法施行から77年…「改憲」「護憲」団体がそれぞれ集会 岸田首相は改正へ意欲
日本国憲法が施行されて77年となる憲法記念日の5月3日、憲法改正を主張する団体と改正に反対する団体がそれぞれ集会を開きました。
岸田首相「社会が大きく変化し、憲法改正がますます先送りのできない重要な課題となる中にあって、国民の皆様に選択肢を示すことは政治の責任です」
岸田首相は憲法改正を主張する団体の集会にメッセージを寄せ、「選択肢の提示すら行わないということになれば『責任の放棄』と言われてもやむを得ない」と改正への意欲を訴えました。
集会には、公明党、日本維新の会、国民民主党なども出席し、改正の意義を訴えました。
立憲民主党・逢坂代表代行「今、憲法審査会では、緊急事態に名をかりて、国会議員、衆議院の任期を延長させる。その議論を一生懸命やっている方々がおります。しかし皆さん、順番は逆であります」
一方、憲法改正に反対する団体の集会に出席した立憲民主党の逢坂代表代行は、自民党などが主張する憲法改正での「緊急事態条項」新設について、「緊急事態に備えて何が何でも議員の任期を延長させたいというのは順番が違う」と批判しました。
また、共産党、れいわ新選組、社民党が改正に反対する考えを示しました。